2001/09/20
毎週木曜日更新


美しいオブジェのような裸体・人形・天使・緊縛など、マニエリスムな世界を撮り続ける写真家 豊浦正明氏の作品。その独特の世界をご堪能ください。

廃虚的情景/Memento mori

鉱山跡廃墟


vol.A-034

これまで数多くの廃墟で撮影してきた
でも今現在の日本で一番良いのは
鉱山跡などの山奥の廃墟かも?

巨大!しかも壊される心配がない。

都会の廃墟はすぐ壊され再開発される
利用価値があるから
だから都会の廃墟は一期一会。

それもまた潔くていい
でもお気に入りを見つけて
次行った時に跡形も無いのは寂しいけど・・

最近都会の廃墟は戸締まりが厳重で簡単には忍び込めない。
中で怪我でもされると管理責任問題まで生じるから
所有者も気が抜けない
で、厳重な戸締まりになってしまう。

この夏も1つ廃墟を発見し行って見たが
自由に出入りしているのは鳩だけ
猫でさえ閉め出されていた。
残念!!

そして苦労して忍び込むと、今度はセンスのない落書きが押し寄せる
ホントこれには閉口する。

ニューヨークの落書きはあんなにかっこいいのに
何故?? 絵心もなしに落書きするなー! お願いします。
よほどストレス貯まってるんかねーー!?

ストレスと言えば例外なく廃墟のガラスは
割られまくってる
これは、まあお約束デス。
うん


vol.A-035

山奥の廃墟は壊す費用を掛けても
それが回収できない
だからそのまま放置され朽ちていくのに任される。

それに誰も周りに居ないから
入りやすいのだ。

そうは言っても時々見回りが来て
見つけられて連れ出される。

後5分居たら傑作が生まれたのにーー
と言う事も・・悔しい。

ここは入り口が結構人目に付く
忍び込み辛い。

入り口以外の所から入ろうとすると
それはまるで登山。

重い機材や衣装、それから飲料水に食料
いったん入ると撮影終了まで出てこないので
荷物が増える、それをすべて持って
掘り出された岩石
その瓦礫の山を登る
だから大変。

まだ5回ほどしか行ってない
未知の領域がまだまだ沢山ある
私にとっては、お宝の様な所。

いろんな場所があり
いろんなシーンが撮れる。

 


vol.A-036

 

未知の廃墟に入る時
いつもワクワクする
ちょっとしたインディジョーンズ気分。

そしてマジに危ない。
床が抜けて(破れて)落ちそうになったり
一度足が滑ってもう少しで3階ほど高さの所から
落ちそうに成ったこともある。

鉄は錆びて木は腐っている
床が抜けていたり穴が開いていたり。

マムシに遭遇したこともある
とにかく注意しないとホントに危ない。

もちろんお宝の発見もある。
ただ一般人にはゴミなんだろうけどさ。

前回の犬の骨とか鹿の頭蓋骨・鳩のミイラ
さらにいい具合に錆びた鉄パン・古びたイス・壊れた時計
全然お宝じゃ無いか、ハハ。

でも 昔とあるロシアバレリィーナの洋館で古い乾板(昔の写真のネガ)
古い千代紙・味な昔のポスターとか
鑑定団に出せる物も有ったよ! 少し欲しいかもでしょ?!

旅館の廃墟で宝石風呂とか有ってそこには
水晶や瑪瑙が埋め込まれたまま
これこそお宝?!

漆喰で埋め込まれてるから
掘り出す苦労を考えたら元は取れないだろうけど。

河原で宝石探すより全然高確率
まっ見えてるから当たり前か!?

そんな感じ。


vol.A-037

次週は我がふるさと心象風景
私の写真としてはすごく珍しい!


Copyright (C) 2001 Masaaki Toyoura All right reserved.


写真家
豊浦正明
m.toyoura@anet.ne.jp


【最近の活動状況】
ペーパーギャラリーTIDE (窓社:定価1600円)9月10日発売予定
豊浦写真研究室連載中!!
写真雑誌です!
http://www.mado.co.jp/tide/index.html
LOGUマガジン(発行/プール・発売/幻冬社:定価700円)
豊浦正明写真帳連載開始!
ちなみに新創刊の雑誌です! 

http://www.pool-magazine.com/logu/

【PROFILE】

1991年「muse」(細見画廊:東京)以降 東京・大阪・ロサンゼルス等個展多数開催。
写真集に、『ELYSION』(トレヴィル)『十年の記憶』(新潮社)などがある。
black+white ZOOMなど海外にも作品を発表。モデル常時募集中。
[豊浦個人HP企画中 ボランティアホームページ制作者募集]

BIOGRAPHY of MASAAKI TOYOURA

1984 Graduated from department of photography,
college of art,Nihonn university

ONE MAN EXHIBITON


1991 “muse"/Gallery Hosomi:Tokyo
1992 “emmuree"/Gallery Godante:Kobe・Tierrart:Tokyo
   “ELYSION"/Gallery Godante:Kobe
1993 “MASAAKI TOYOURA"/Gallery Godante:Kobe
1994 “angel's"/Gallery Hosomi:Tokyo・Gum Factory:Sendai
   “ANGELIC MUTATION"/Art Rush Gallery:Tokyo
1995 “angel's"/Gallery View:Osaka
   “ELYSION・ANGELS・La reminiscence de dix ans"/
   Todd Kaplan Gallery:Los Angeles U.S.A.
   “COLLECTIONS ANGES・La reminiscence de dix ans"/Prints Gallery:Kyoto
1996 “COLLECTIONS"/C'est Rare:Tokyo
1998 “BEHIND"/Gallery Le Deco:Tokyo
1999 “H・ART・CHAOS"/Kirin Plaza Osaka:Osaka
   “Automatic Lady"/Gallery Le Deco:Tokyo


GROUP EXHIBITION

1986 “Rakuchu Rakugai Zu"/FM TOKYO HALL・ROPPONGI WAVE:Tokyo
1987 “R・I・P"/Ginza Graphic Gallery:Tokyo
1990 “GROUP‘90"/Tokyo KodaK Photo Salon:Tokyo
1991 “PARCO PROMISING PHOTOGRAPHERS 3"/Parco Gallery:Tokyo
1992 “Angel part2“ /Gallery Godante:Kobe
1994 “Eroticism and the Nude"/Akehurst Gallery:London
1995 “Magnifigue la Luxure"/The 26th Aries Photpgraphic
Encounters:France
1997 “A CONTREVUES“/Le Havre:France

PUBLICATIONS

1993 “emuree"Treville Co.,Ltd
1994 “ELYSION"Treville Co.,Ltd
   “Le Musee noir"CD-ROM,Fujiyama Keikaku
1995 “ANGES"Kourin-sha Press Co.,Ltd
1997 “RASEN"Kourin-sha Press Co.,Ltd
1998 “H・ART・CHAOS"Kourin-sha Press Co.,Ltd


品常設ギャラリー
アートラッシュギャラリー:03-3770-6786
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/9554/index2.html
ルデコ:03-5485-5188
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/index.html


【写真集・ポストカード販売店】
タコシェ:03-5343-3010(通販可)
http://www2.pot.co.jp/tacoche/

【e-mail address】
m.toyoura@anet.ne.jp