2001/11/15
毎週木曜日更新


美しいオブジェのような裸体・人形・天使・緊縛など、マニエリスムな世界を撮り続ける写真家 豊浦正明氏の作品。その独特の世界をご堪能ください。

廃虚的情景/Memento mori

M-O19.神戸ジェームス山3


vol.A-062

さてお待たせ
先週の続きです。

これ初めて見る人、右のM-O18をクリック!
まずそれから読むのがお勧めです。

さてそれでは三日目の
話に戻りませう。

三日目(1995年7月10日)の夕方
アルルに戻ったらスロコンブ氏が,浮かない顔
二日目もブーイングが一日目よりひどく。

今日はさらにスロコンブ氏にトマトがぶつけられると
うわさが広まってるらしい。

さあ今日は2本の上映
一本目 我らが荒木いよっ!

そして二本目
ワタシの撮影シーンも入ったスロコンブ氏制作の映画
さあ始まり始まり
パチパチ。

一本目
荒木大明神のスライド上映
反対派のブーイング野郎達案外おとなしい
しかし52分は、ちっとながすぎたか
だんだんとブーイングが。

でもまあさすがは世界の荒木
ヴィエンナァーレを蹴った男
なんとかトマトも飛び交わずにすんだ。


vol.A-063

ここでまた寄り道ゴメン
そういえば思い出したんですよ
一日目最初の映画
フランスで有名な日本人カメラマン 田原圭一。

氏の過去の作品すべて網羅って感じ
ちょっと説教臭い
そしてフランス人受けしそうないかにもジャポニズムッ〜て感じ
影絵芝居の映画で
やっぱりブーイング受けてたけど。
(これでもかって感じで尺八とか雅楽の雅な音色がひびきわたってましたハハ)

イヤーそれにしても長い前振り 皆さんお疲れ もう飽きて来た?

なんせ書いてるワタシが飽きて来たぜちくしょう!

それじぁ本題に
スロコンブ氏の映画“Un monde flottant”

日本人のおねーちゃんが長々しゃべるシーンとか
スロコンブ自身が東京をいろいろ訪ねるシーンとか
後は野田大和・ゴールドマンの撮影シーン
それから
ワタシの撮影シーン(縄師 渡辺スナイパー編集長も優しい笑顔で登場)とか。

フランス語の映画に英語のトランスレイトがつくだけなので
フランス語・英語のできないワタシにゃ チンプンカンプン。

しかもブーイングの嵐で上映途中で中止
なもんで
映画の善し悪しはノーコメント。

映像だけ途中まで見た感想は,ちょっと退屈。

でも自分の顔がデッカクなった時は,チョーはずかしかった
ほんと シャイなんですワタクシは。

しかもワタシのシーンのバックミュージック
なんと演歌
なぜじゃ〜‥ スロコンブ〜!!

上映前にディレクターとスロコンブ氏の挨拶
ワタシは危険だからという理由で登場は、なし

ウーンせっかく自腹切って行ったのに残念!
なんて
ウソですけど
なにせシャイですからねぇ〜ハハ。

でもこの時挨拶してたらワタシもマジトマトぶつけられてたかなー
そしたらフランスでトマトぶつけられてニュースに出た〜って
日本帰ってから自慢しまくれたのに
惜しかったぜ。

上映はすぐブーイング それでも20分〜25分位は持ちこたえたか?

スロコンブ氏が日本人のおねーちゃん引き連れてるシーンぐらいから
だんだんとブーイングが激しくなって映画の音声が全く聞こえない。

そしてたまらず上映中止!

 


vol.A-064

 

パッと明かりがつく、どっと前に人があふれる。
そ・そして
次の瞬間!!

ワタシの左横に座ってるスロコンブ氏目がけて
すげぇー人相の悪い
(こうゆう時って人相が悪いと相場が決まってるけど
 こいつは本当に悪かったゼ ホント)
男がトマトを バシッ!!

そこへ報道カメラマンが ワッと駆け寄りストロボの雨嵐。
(ちょっとオーバー でも10発は光りました。ハイ)

すかさずワタシの右隣りのマチコさん
(スロコンブ妻:“アリス”のファンもちろん3人組の方ね)
が犯人につかみ掛かる 。

それに逆襲する犯人。

また それを止めようとするスロコンブ友人ニコラ
(スイス人:秋田昌美氏友人たぶんマニア??)

まあすごい修羅場
ワタシといえばあまりに速い展開について行けず呆然自失。。

口あんぐり状態
いやぁーホント使えない奴。

報道カメラマン目指さなくって本当によかった。
なーー不詳宮島!(同級生)

でも次の日の新聞にスッゲー間抜けな顔した東洋人が
トマトぶつけられたスロコンブ氏の横に写ってんだろうなー。

あ〜あ初めての新聞登場が シィー・カァー・モォー(しかも)
おフランスの新聞初登場が…まだよっぽどサガワ君の方が・・・。


vol.A-065

取り残されたワタシに罵詈雑言の嵐。

しかし悲しいかなワタシはフランス語
ワッカリマッセーン。

何をいわれても、馬の耳に念仏たぁーこのこったぁ。

何でも後で小耳に挟んだ話だと
「日本じゃ神戸で地震があって、ケガ人も沢山でて、大変なのに
女に包帯巻いた写真撮って、何が楽しい?日本に帰れッ。」
て事だったらしい。
(あくまで又聞きなので間違ってるかも知りませんが)

バッキャロー! あほんだれ! ぼけなす!
ワシの実家も瓦は落ちるは灯籠は壊れるは鯉が全滅するは家にひびは入るは
大変だったんじゃあ
全員無事だけど。

それに2月に大阪で個展があってさっぱり客がこんかったんじゃ どやッ えッ!

ぜんぜん大変じゃないって
ハイ すいません。

デモなぁー フランス 核実験は やめろよ なッ!

それから,おまえ日本人の女
(くそッ 名前がわからん)おまえは許さん。

フランス人の後ろからフランス語でぼやきやがって
お前な〜日本人だろ
日本人ならお茶漬けやろが!

あッ また横道に。

日本語でぼやけ 日本語で!
日本語だったら幾らでも反論できるぞ。

フランス語じゃわからへんやんけー。
クソー

何か
「こんな写真 日本じゃポピュラーじゃないのに フランス人が勘違いする」
とかナントか言ってたらしいな!

そうよ俺たちゃ所詮 日陰者よ。

だけどよくよく聞くと
フランスにはサドマゾの伝統があるので
ワタシの様な写真は まあ許せるらしい。

しかし包帯がいかんかった様だ、包帯が
ケガしている女の写真撮って喜んどる様に思えるところが。

まあ分かる様な気もするけど
でも自由の国でしょ オ○○コの写真がテレビニュースでながれるくらい。

スロコンブはんは 優しい人でっせ
そんなケガして包帯巻いてる女見て 喜ぶようなお人や
おまへん、ほんま。

まあそんなこんなで いろいろあったけど
写真フェチのワタシには
あちこちいろんなカメラぶら下げた奴が、うろうろしてるわ
ブック(作品)持って、そこここで見せてる

夢のような街だった
普通海外旅行はカメラ無防備にぶら下げて居られないもの。


vol.A-066

危 機 に 瀕 し た ア ル ル ・ フ ェ ス テ ィ バ ル

“写真事故?”
“Magnifique la luxure”(素晴らしき煩悩)と題されたこの写真展デ ロマン・スロコンブはモデルにボンテージやギブスを着けさせる。日本のサド・マゾ専門カメラマン達を撮った彼の映画は最悪で月曜夜その上映はついに観客の怒りをかった。スロコンブとヌリザニーのせいで,包帯を巻かなくてはならなくなったのはアルル・フェスティバルそのもの

これはそのときの新聞記事の和訳。

次週スペイン風景写真です。


Copyright (C) 2001 Masaaki Toyoura All right reserved.


写真家
豊浦正明
m.toyoura@anet.ne.jp


【最近の活動状況】
ペーパーギャラリーTIDE (窓社:定価1600円)9月10日発売予定
豊浦写真研究室連載中!!
写真雑誌です!
http://www.mado.co.jp/tide/index.html
LOGUマガジン(発行/プール・発売/幻冬社:定価700円)
豊浦正明写真帳連載開始!
ちなみに新創刊の雑誌です! 

http://www.pool-magazine.com/logu/

【PROFILE】

1991年「muse」(細見画廊:東京)以降 東京・大阪・ロサンゼルス等個展多数開催。
写真集に、『ELYSION』(トレヴィル)『十年の記憶』(新潮社)などがある。
black+white ZOOMなど海外にも作品を発表。モデル常時募集中。
[豊浦個人HP企画中 ボランティアホームページ制作者募集]

BIOGRAPHY of MASAAKI TOYOURA

1984 Graduated from department of photography,
college of art,Nihonn university

ONE MAN EXHIBITON


1991 “muse"/Gallery Hosomi:Tokyo
1992 “emmuree"/Gallery Godante:Kobe・Tierrart:Tokyo
   “ELYSION"/Gallery Godante:Kobe
1993 “MASAAKI TOYOURA"/Gallery Godante:Kobe
1994 “angel's"/Gallery Hosomi:Tokyo・Gum Factory:Sendai
   “ANGELIC MUTATION"/Art Rush Gallery:Tokyo
1995 “angel's"/Gallery View:Osaka
   “ELYSION・ANGELS・La reminiscence de dix ans"/
   Todd Kaplan Gallery:Los Angeles U.S.A.
   “COLLECTIONS ANGES・La reminiscence de dix ans"/Prints Gallery:Kyoto
1996 “COLLECTIONS"/C'est Rare:Tokyo
1998 “BEHIND"/Gallery Le Deco:Tokyo
1999 “H・ART・CHAOS"/Kirin Plaza Osaka:Osaka
   “Automatic Lady"/Gallery Le Deco:Tokyo


GROUP EXHIBITION

1986 “Rakuchu Rakugai Zu"/FM TOKYO HALL・ROPPONGI WAVE:Tokyo
1987 “R・I・P"/Ginza Graphic Gallery:Tokyo
1990 “GROUP‘90"/Tokyo KodaK Photo Salon:Tokyo
1991 “PARCO PROMISING PHOTOGRAPHERS 3"/Parco Gallery:Tokyo
1992 “Angel part2“ /Gallery Godante:Kobe
1994 “Eroticism and the Nude"/Akehurst Gallery:London
1995 “Magnifigue la Luxure"/The 26th Aries Photpgraphic
Encounters:France
1997 “A CONTREVUES“/Le Havre:France

PUBLICATIONS

1993 “emuree"Treville Co.,Ltd
1994 “ELYSION"Treville Co.,Ltd
   “Le Musee noir"CD-ROM,Fujiyama Keikaku
1995 “ANGES"Kourin-sha Press Co.,Ltd
1997 “RASEN"Kourin-sha Press Co.,Ltd
1998 “H・ART・CHAOS"Kourin-sha Press Co.,Ltd


品常設ギャラリー
アートラッシュギャラリー:03-3770-6786
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/9554/index2.html
ルデコ:03-5485-5188
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/index.html


【写真集・ポストカード販売店】
タコシェ:03-5343-3010(通販可)
http://www2.pot.co.jp/tacoche/

【e-mail address】
m.toyoura@anet.ne.jp