2003/5/28
| イラストレーター ハギハラトシサトさんの絵と文で綴る、クーダラダラな日々のエッセイ。のんびりとお楽しみください。 |
| クーダラダラ22:骸骨コツコツ骨骨 |

『こつ、こつ』
| 朝、ぼくが起きてきて朝食を食べようと席につくと、テーブルの上には、 |

『リキッド のコピー』
| ちなみに、上の子はいろんなモノを縛って遊んでいた。 |

『ワニの口に煙』
| この前、上野の博物館に行った時は、 恐竜の骨の化石を見ては骸骨、骨、骨と騒ぎ、 動物園ではゴリラの檻にある人間とゴリラの頭蓋骨の標本を じっと見つめては骸骨、骸骨とつぶやいていた。 この子は骸骨や骨のことをどう思っているのだろう。 骨や骸骨を見る事で想像力を増幅させ、想像の世界で遊んでいるのだろうか。 もし、ぼくがどこかで動物の骨などを見つけたりすると、 何も考えたり感じたりせずに通り過ぎられるだろうか。 たぶんついいろんな事を想像してしまうだろう。 その骸骨の主人の死がごくありふれた死であったとしても、 事実以上のことを想像して不安な気持ちになったり、 襲ってくる訳でもないのにその場から立ち去りたくなる事だってあるだろう。 骸骨というのは、皮や肉がそぎ落とされた骨に 事実以上の想像という過剰装飾を施してしまう 強力な想像力増幅マシーンだ。 |

『ホネ、ホネ』
| ところで骨は、その主人がそこに生きていた証である、 そして、骨から生前の姿を想像できたりもする。 骨は僕達にいろんな情報を伝え、何等かの事件(火事、噴火など)が 起こらない限り骨はどの部分よりこの世界に長くとどまり、 存在の証しを長く残す。 ぼくも牛乳を沢山飲んで骨を丈夫にしておくと 化石となって発見されるのだろうか。 え?なに?そんな事は絶対ない? あっ、そうか火葬だもんね。灰になって何も残らない。 現代の日本人の姿は、未来の人々が復元したくてもできないというわけだ。 え?でも石の墓標が残る。 でもそれじゃ−生前の顔を復元したりできないじゃない。 はぁ、顔の石像を残せばいいって。 なるほど。なんだかしらないけど納得したくないな−。 ぼくは骨が発見されてそれを元に復元されるほうがロマンを感じるけど。 えっ、なに、マヤの遺跡の石の彫刻を見てもロマンを感じるだろうって。 まあいいや、それではまた、クーダラダラ。 |
●ハギハラさんへのマオマオネットインタビューページはこちら
http://www.mao2.net/monthly_special/index_019_feb_main.html
Copyright (C) 2002 Toshisato Hagihara All right reserved.
|
イラストレーター |