| 今、活躍中のヘア・アーティストに、妙に気になるアノコトや、ちょっと違うゾとひっかかるソノコトを、大胆にきいてしまおう! というコーナーです。 |
|
マオマオネット インタビュー第11弾 | |
|
|
||||||||
|
|
|
最近、いろんなカタチで“和のテイスト”が取り上げられますね、ファッションや生活のなかに。でも、一時のブームで終わって欲しくないなって思うんですよ。今、私が気になっているものに、“伝統的な和の世界”があるんですが、本能的に自分のルーツを知りたい、と誰もが感じているんじゃないかって思うんです。人は、「常に新しく、もっと何かを!」と求め続けるけれど、新世紀を迎えたことで時代の変わり目でもあるわけですから、あらためて足もとを見直してみることが、新鮮さを取り戻す鍵になるように感じます。 実は、昨年あたりから、仕事を通して、あるいはプライベートで、自分の環境が変わってきたんですよ。それまでもジャンルにとらわれずに、さまざまな方とお会いしていたんですが、とくに伝統芸能の世界に生きる能役者や雅楽奏者の方々とお会いする機会が重なったんです。今までは、何代もつづく伝統芸能の世界を別世界のように感じていて、そういう中で生きる方々は“保守的”と想像で決めつけていたんです…。でも、実際にお会いしてみた方々は、まったく180度、違っていました。 狂言やお能の役者さん、琵琶(びわ)、お琴、鼓(つづみ)の奏者…。同世代にして伝統世界を背負っているわけなんですが、古い伝統を守っていかなくてはならない使命感と同じくらい、その対極にある新しいものを求めるエネルギーが強いんだなぁ、と感じましたね。脈々とつづく歴史ある家系に生まれた宿命を素直に受けとめて、自分の存在を通して、さらに素晴らしいものに発展させ、磨きをかけていこうとしている。スゴイですよね。 もともと、私が美容の世界を選んだのも、実は、親からの影響が強かったんですよ。実家は、飛騨で美容院を営んでいるんですが、一人っ子だったこともあって、違う道を選ぶことはできないって、薄々感じていました。高校生の時に受けた美容の通信教育は、“受けさせられた”っていう言い方が正しいんじゃないかなって思うくらいです(笑) 正直、親が敷いたレールの上を歩くことに反発もありましたよ。でも、母親の仕事をいつも見ていましたから。美容の仕事は幅が広くて、日常のヘアのことから、花嫁さんのお支度や成人式の着付けなど、ライフスタイルの大切な場面に関われる良い仕事だな、と肌で感じでいたんですね。血は争えないと言うか、祖母の代も美容師でしたし…。 美容の勉強をするために東京に来て6年くらい経った頃でしょうか。懸命に美容の世界を追求するうちに、自分にとって転機となるような時期がきました。はじめて海外に長期で滞在する時間が持てたんです。当時、ずっとサロンの世界しか知らなかった私は、漠然とした不安も抱えていました。ですから、自分の作品をつくるための撮影旅行だったんですが、同時に、自分探しの旅でもあったんです。 必死な思いで旅した2ヶ月間、ロンドンから入ってスペイン、パリ、ギリシャのほうへもまわりました。そして、帰国してみると、東京は灰色一色、美観はないし…、と真底がっかりしてしまったことがありました。たぶん、深い思いでまわった旅から帰ってみると、急に日常的な日本の風景が色あせてみえたのかもしれません。 でも、海外や国内も含めたさまざま所へ行くようになった今、逆に、日本のおもしろさに気づいてきたんですよ。どんなに海外で仕事をしても、やればやるほど自分が日本人であることを思い知らされてくるんです。日本独特の美意識や、デリケートな感受性、日本人ならではのものが、知らずににじみ出てしまうのかもしれませんね。 昨年、ベルリンで行われたウェラ・ステージのヘア・ショーに出演して、日本代表としてゼアミズム(世阿弥ズム)というテーマを表現しました。そんな場面では西洋スタイルをどう取り入れるかじゃなく、“日本独自の古来の美”をさらに深く知る必要性がある、と痛感しました。外国に出ることがなかったら、そんな風にあらためて日本の良さに気づくこともなかったでしょう。 このところ、京都の雅さや粋な江戸文化などが気になります。古い着物もいいですね。ミニマリズム、色彩の美しさ。半襟や裏地など、見えないところに隠された美の表現。現代には失われつつある美しさを、大切にしたいと思うんですよ。 日本の文化は、世界に誇れるものがたくさんあります。いいものはいい、と言い切れる本物を追求したいんです。だからこそ、日本人である自分のルーツにこだわりたい。受けつがれてきた文化や自分に流れる日本のルーツをふまえた上で、さらに新しい世界をつくりたい、って思うんですね。 |
![]() |
|
|
|
イケてないもの…、うーん、難しいなぁ。なんだろう? とにかく中途半端なものがキライ。五感になにも響いてこないようなもの。儲け主義で、この程度ならソコソコ売れるだろう、みたいな裏がみえてしまうようなものはダメですね。 |
![]() |
|
|
そうですね、プライベートでは、素敵なパートナーや子ども、愉快な仲間に囲まれて、ニコニコと笑っているかな? 大好きな美容の仕事を通して、いろいろなジャンルの人々と、国境を越えて、“美を追究するようなコラボレーション”をしたいですね。女性の美だけに、とどまらずに…。とにかく、“パワフルウーマン”でいたいです。“愛と美”が世界を救いマス ! !(2001年6月) |
|
Yasuko Inomaru's Works
|
||||||||||||||||||||
|
| Kakimoto
arms ・田園調布店 ・クレオ店 ・自由が丘店 ・青山店 |
URL=http://www.kakimoto-arms.co.jp/ |
![]() |
マオマオネット ヘアサロンサーチ
Kakimoto
arms 田園調布店、 Kakimoto
arms クレオ店、
Kakimoto
arms 自由が丘店、Kakimoto
arms 青山店
ページ
|
マオマオネットについてのご意見・ご感想はこちらまでよろしくね |