2002/04/02


とかちニスト 後藤健市

北海道の十勝をベースに、さまざまな活動を展開中の後藤健市さんからの北の情報便。「こんなところで生きていて」「こんなことをやっていて」「そしてこんなことをやりたいんだけど」「みんなどうだい一緒にやらんかい?」という、アイデアいっぱいの後藤さんの日々のお話です。とかち日記を通して、十勝についてもよく知ってほしいな。

第4回:21世紀の観光企画

前回の日記に書いたが、十勝も雪解けのシーズンを迎えた。とは言え、まだ雪は降る。

今回は冬の十勝で楽しめるスポーツを紹介しよう。まずはスキー。日高山脈の東側にある十勝平野は札幌のような豪雪地帯ではない。従って12月あたりはまだ雪不足で困るスキー場が多い。しかし、天気が良く気温が低いので、一度雪が降ってしまえばあとは最高のスキーコンディション。クラブメッドもあるサホロスキー場は多くの人が知っているだろうが、地元としては十勝の北にある糠平温泉スキー場もお薦め。ダム湖があり、温泉もあるので、スキー以外にも凍った湖に穴を開けてわかさぎ釣りを楽しむことができる。

十勝川の河口付近の豊頃で凍った川に穴を開けて楽しむ真チカ釣りもある。釣り立ての魚を天ぷらにして食べるのはサイコー。ほんのりと甘味があり、ついつい酒が進んでしまう。

スノーモービルも楽しい。決まったコースを走るのではなく、新雪で覆われた広大な畑を自由に走り回る。大自然の森をスノーモービルで走ると騒音で冬眠している動物等に影響があるが、畑ならその心配もいらない。どのくらい広大かというと10町歩ぐらい、坪数で言うと3万坪。そこを自由に走り回ると、つい大声で叫びたくなるほどの開放感がある。いくら詳しく説明してみても体験しないとやはりこの感覚は伝えられないな。3月に入ってから立て続けに来客があり、その都度スノーモービルを乗りに出かけた。大学教授も、ハーバードビジネススクール出身のバリバリのキャリアレディも、大使も、料理の鉄人も、みんな子どものようにはしゃぎながらスノーモービルを乗り回していた。中には自転車に乗れないという人もいたが、また乗りたいと言っていた。

スノーモービル以外にも雪上のパラセーリングやスノーラフティング、アイススケートができる。

珍しいところでは氷の露天風呂もある。「氷の」と言っても風呂桶が氷でできているわけではない。全面結氷した湖の上にFRPで作った風呂桶を置き、雄大な自然の中で風呂に入る。お湯は地上からパイプをひいて運んでいる。この露天風呂は大雪国立公園内にある然別湖が全面結氷している冬の間だけ楽しめる。初期の段階ではお湯が溢れて湖の氷が融け風呂桶が沈んでしまったこともあったらしい。もちろん今は風呂桶が沈むことはない。

氷をノミで削って自分だけのグラスを作り、雪で作られたバー(巨大なかまくらのようなもの)の中で酒を飲むというのもある。

とにかく楽しむことでは他の地域に劣らないはずだが、観光客はまだあまり多くない。バスに乗って北海道を走り回り、ただただ疲れるだけの20世紀型観光では十勝を楽しむことはできない。最低でも2泊3日の滞在が必要だと思う。「時間」と「空気」と「景色」と「食」をゆったり楽しんでもらうことでようやく十勝の質(クオリティ)を感じることができる。

これぞ十勝の観光、21世紀の観光という企画を今年の6月と7月に計画している。定員は1グループ6名程度。人生に疲れている人、仕事に疲れている人にはぜひお薦め。十勝で思いっきりヒーリングして元気になってもらいたいと思う。企画が具体化したらここでも紹介させてもらうので、癒されたい人は楽しみにしていてね。 


とかちニスト 後藤健市

【PROFILE】
北海道の中でも北海道らしいと言われている「十勝」をベースに、
福祉・教育・ビジネス・まちづくりとさまざまな活動に取り組んでいる。
変革の時代はチャンスの時代。IT時代はチャンスの時代。
自らの地域を知ることから新たな地域づくりに取り組み、
さらに新たなビジネスを生み出していきたいと日夜奮闘中。
思いついたらすぐ行動。
下手な鉄砲を撃ちつづけているが玉はなかなかあたらない。
「かに」のレストランをスタートさせたり、
話題の「北の屋台」に出店したりと21世紀もエネルギー全開!
 福祉・教育分野では「ぴゅあマインドプログラム」
(心の気づきのプログラム)を開発し、
全国の企業や学校で展開中。
【URL
社会福祉法人 ほく・てん
http://www.abix.co.jp/tenji/main.html
【e-mail address】
kgoto@hokuten.com